2009年3月17日 (火曜日)

西東京市の人口について考えてみた

西東京市の平成21年3月1日現在の人口は193,416人である。西東京市の面積は15.85k㎡であるので、3月1日現在の人口密度は12,203人/k㎡となる。

ところで、町別でいくとどのくらい人口密度のばらつきがあるのだろうか?ちょっとデータが古いが平成20年1月1日のデータで比較してみる。(最新の平成21年3月1日の町別データを各町の面積で割って算出してもよいのだが、平成20年のデータは既に人口密度として算出済であるのでこちらを使う。)
するとダントツに人口密度が高いのが谷戸町二丁目で1k㎡あたりの人口は29,104人、次に多いのが芝久保町一丁目の22,785人である。この辺りには大規模マンションがあるので人口集積が高いのだろう。
反対に人口密度が低いのは北町四丁目の4,227人、北町六丁目の5,000人である。谷戸町二丁目と北町四丁目では6.9倍の開きがある。

さて、前述のとおり、西東京市には193,416人もの住人がいるわけだが、どのくらい地球に負荷を与えているのか、重量の観点から考えてみる。

まず日本人の平均体重であるが、ちょうどよい資料が手元にないため、成人男性65kg、成人女性50kgと仮定して全住民の体重を算出する。なお人口の約13%は15歳未満であることから、15歳未満については成人の体重の60%と仮定し、15歳未満男性39kg、15歳未満女性30kgとする。
西東京市の男女比は49:51である。

こうして算出した西東京市住民の平均体重は54.4kgであるから、西東京市全体にかかる重量は10,516tとなる。
さて、これが大きいのか小さいのかだが、私は意外と小さいと思う。

私は2007年および2008年にアジアを就航している豪華客船SuperStarVirgoに乗船したがこの総トン数が76,800tである。確かにSuperStarVirgoは巨大な客船ではあるが、船1隻の7分の1しかないのかという感想である。ちなみに東京湾で就航しているレストラン船シンフォニーモデルナが2,618tであるので、シンフォニー4隻分でしかない。

ということで、こんなに負荷がかかっているということを書くという点ではあまり面白くなくなってきたが、一応昼夜人口比から昼夜の人間重量の違いを算出してみる。
国勢調査のデータより、西東京市の昼間人口は夜間人口の約78%であるから、変動は22%、つまり2,314tが一日の間で動く人間の重量である。

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2009年2月22日 (日曜日)

向台町三丁目商業施設(サミット) VS 武蔵境共同ビル(いなげや)

IHI工場跡地に4月にオープンする向台町三丁目商業施設(サミット・コジマほか)と武蔵境浄水場横に同じく4月にオープンする武蔵境共同ビル(いなげや)、直線距離にして970メートルしか離れていない。

西東京市新町および向台町に住んでいる人にとっては、日々買い物をするスーパーマーケットの選択肢が拡がることになる。
私はサミットもいなげやも利用したことがあるが、それぞれの特徴についてはよく知らない。日々生鮮食品等を購入する主婦の方々は、それぞれの特徴をよくご存知だと思うが・・・。

スーパーマーケットとして、どちらが魅力的なのかは、私にはわからない。が、せっかく進出してくるのであるから、長くビジネスを続けて欲しいと思う。

ちなみに、それぞれの店舗面積を比較してみた。

向台町三丁目商業施設 4,465㎡
武蔵境共同ビル      3,556㎡

向台町三丁目商業施設の方が、広いが、コジマとサミット系の書店が出店する予定だそうだ。

なお、現時点の工事の状況は下記を参照されたい。


向台町三丁目商業施設(サミット、コジマ)
http://sa-no.blogspot.com/2009/02/ihi.html

武蔵境共同ビル(いなげや)
http://sa-no.blogspot.com/2009/02/blog-post_9685.html

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2008年6月 8日 (日曜日)

こんな風になっていたかも西東京市 ― 西東京市に関連する計画・構想 ―

本文は「熱血!田無新聞第5号」に掲載予定です。

自分の住む街が将来どうなっているのだろうと考えるのは楽しい。ここでは、西東京市に関連する計画・構想のいくつかを取り上げてみた。

Plan_4
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まずは、実際にあった計画から。西武新宿線に地下急行線の計画があったことをご存知だろうか。計画通り進めば平成9年には完成し、上石神井から西武新宿線に地下急行線を通し、複々線化を図って輸送力を増強しようというものだった。この計画では、鷺ノ宮は通過することになっていたので、都心へのアクセスはより便利になり、また踏切渋滞の緩和も期待されたが、建設費が当初計画の1600億円から2900億円に膨らみ、採算が合わなくなったことから中止されてしまった。

それから西武新宿線については東京メトロ東西線との相互乗り入れの構想が2005年7月20日の交通新聞に報道された。東西線との相互乗り入れについては、西武鉄道沿線の自治体などの要望もあるようだが、その後の動きはないように見える。実現すれば、大手町まで乗り換えなしで行けるので、中央線沿線との競争力も少しは保てると思うが今後に期待したい。

道路に関していえば、東京都の資料に多摩新宿線などというのが記載されている。新宿から箱根ヶ崎方面への地域高規格道路構想だが、ルートとすると青梅街道や五日市街道ルートが想定されるだろう。もし実現すれば、都心や郊外へのアクセスが向上するだろう。

南北交通としては、現在調布保谷線の工事が進められているが、LRTを通すという構想も検討されている。今のところ採算面で実現性は低いが、市内の南北の移動は楽になるだろう。

最後に、新しい駅の構想だが、これは旧田無市が作成したマスタープランに記載されていたものである。構想では、西東京市西部を南北に走る都市計画道路「田3.4.15線」と西武新宿線が交わるあたりに新しい駅を設置する構想であるが、西東京市のマスタープランには一切記載がないので、おそらく実現性は限りなく低いだろう。

その他、噂レベルでは、京王井の頭線の田無までの延伸や東京メトロ丸の内線の青梅街道延伸などというのも聞いたことはあるが、具体的な動きの見えるものは何もない。

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2008年3月19日 (水曜日)

三共製薬田無工場跡地にマックスバリュ、パークウエスト東京ができる以前の風景

本記事は若干アレンジして「熱血!田無新聞第4号」に掲載予定。

過去の写真を整理していて、興味深い写真を見つけた。日付は2003年12月31日、建物が取り壊されて更地になった三共製薬田無工場跡地である。残念ながら工場の建物があった頃の写真は記録していないが、塀の向こう側には殺風景な工場の建物とグランドがあったことを記憶している。

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田無芝久保一丁目アパートから東方を臨む

周辺道路は道幅が狭く、車が通るとやや危険な感じであったが、三共工場跡地開発によって、道路の拡幅、歩道の整備がされ、安心して通行できるようになった。

現在は約58,000㎡の広大な工場跡地にマックスバリュ田無店、パークウエスト東京(611戸)、三井不動産戸建住宅ファインコート(65戸)、飯田産業戸建住宅ハートフルタウン(79戸)が建ち並んでいる。
これらの開発により、周囲の様子は一変した。大規模マンションや整然として戸建住宅の街並みもさることながら、ヤングファミリーの流入により街が活気付いたように見える。三共跡地の周囲では、これらのすぐ北の農地跡にサンクレイドル西東京ウインフォート(153戸)、府中道を挟んだ南町三共社宅跡地にはルネサンスフォート田無南町(106戸)がほぼ時期を同じにして完成している。

さて、三共跡地の開発により、街はどう変わったか?まずマックスバリュの開店により、近隣から車で買い物に来る人々の流入である。マックスバリュのすぐ北にはいなげやがあり、以前から車で買い物に来る人々がいたが、広い駐車場と店舗を持つマックスバリュは更に多くの人々を近隣地域から惹きつけているように見える。渋滞を心配したが、それほど大きな問題にはなっていない。次に人口の増加であるが、こちらは周辺の小学校で教室が足りなくなるなどの影響が出ているそうである。パークウエスト東京のインパクトはとても大きい。パークウエスト東京の完成前後で芝久保町一丁目の人口は大きく動いているのである。パークウエスト東京への住人の引越しは2006年3月より始まったが、芝久保町一丁目の人口は3月1日(3569人)から5月1日(5633人)と2064人も増加し、増加率は57.8%であった。この人口の増加が西東京市全体に与えたインパクトは芝久保町一丁目の人口比で3月1日の1.9%から2.9%への急増となっている。

現在、石川島播磨重工業跡地では更に規模の大きな開発がされているところである。今後どのように街が変化していくのか、しっかりと注視していきたい。

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2008年2月11日 (月曜日)

田無の不動産物件はお買い得?

「プレジデント」(2008年3月3日号)に「不動産のプロが選ぶ「割安マンション」ベスト100」という記事があり、その中で、いくつか西東京市内の物件が目に止まった。
2001年~2003年に新築された60㎡以上の物件についてのランキングで、都下で「パークウエスト東京」(最寄り駅:田無)が2位であった。それ以外にも4位に「グランシーナ田無エアマークス」(最寄り駅:田無)、6位に「コスモひばりヶ丘ザ・ガーデンズフォート」(最寄り駅:ひばりヶ丘)と西東京市内の物件の健闘が目立つ内容である。パークウエスト東京の総合利回りは13.6%となかなかのものである。(調査はアトラクターズ・ラボ)

1位 立川     サンクタス立川T1(22.2%)
2位 田無     パークウエスト東京(13.6%)
3位 府中     ミオカステーロ府中宮町(10.1%)
4位 田無     グランシーナ田無エアマークス(9.9%)
5位 吉祥寺    オーベル吉祥寺EAST(9.7%)

ちなみに首都圏駅利回りでは田無駅は29位(7.1%)でそこそこにはよさそうである。

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2008年2月 1日 (金曜日)

田無と保谷のだいたいの関係

本文は「熱血!田無新聞第3号」に掲載予定。
Photo_5
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私は現在、西東京市在住であるが、田無と保谷の合併後に転入してきたため、田無と保谷の関係はあまりよく知らなかった。私は西東京市という名称もエリアもごく当たり前のものとして受け入れているが、合併以前から旧田無あるいは旧保谷エリアにお住まいの方々の中にはいろいろなこだわりがあるらしいということはずっと感じていた。そこで田無と保谷の大体の関係を図にしてみた。

改めてわかったことだが、田無と保谷は隣接しているものの、生い立ちからしてだいぶ違う。最初の合併構想は神奈川県である田無と埼玉県である保谷を跨るため障害が大きかったとか・・・。その後も武蔵野市などとの合併構想が出田無と保谷のだいたいの関係るものの様々な思惑(たとえば武蔵野は三鷹との合併を模索等)によりなかなかうまくいかず、二十一世紀になってやっと西東京市が誕生したようだ。結構な難産だ。

さて、こうして誕生した西東京市であるが、なかなか一枚岩とはいかないようだ。合併以前からお住まいの方々の中にはいろいろな想いがあり、未だに田無だ保谷だという小競り合いもあるとは聞いている。そうした考えは理解できるが、合併後の転入してきた一市民としては皆がもっと大局を見据えて、より良い街にしていくように努力していくべきだと思う。

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2007年8月14日 (火曜日)

西東京市のコンビニ密度

以前コンビニエンスストアーが多い街について記事を書いたが、週刊ダイヤモンド(2007年8月11日・18日合併号)にコンビニ密度の調査結果が出ていたので、こちらを紹介したい。

2006年6月に私が調査した際のコンビニ密度は1k㎡あたり西東京市3.2店、三鷹市3.3店、武蔵野市5.7店であったが、今回の週刊ダイヤモンドの調査結果もそれ程大差はなく、西東京市3.8店、三鷹市3.3店、武蔵野市5.9店である。前回の私の調査は上位10チェーンのみを対象とし、11位以下は無視したので、週刊ダイヤモンドの調査より精度はやや低いかもしれないが、西東京市と三鷹市はほぼ同じ密度、武蔵野市はちょっと密度が高いといっても過言ではないだろう。

ちなみに全国805都市のランキングでみると、ベスト3は中央区(18.1店)、千代田区(16.3店)、港区(14.7店)で
武蔵野市は15位、西東京市は33位、三鷹市は37位である。

24時間開いていて、ちょっとした買い物ができるコンビニエンスストアーは大変便利な存在であるが、コンビニ密度の高さは、街の便利さの一指標であるといえよう。

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2007年8月 8日 (水曜日)

東大農場の移転中止

8月8日のYOMIURI ONLINEによれば、東京大学は東大農場の移転の中止を決めたようだ。移転を前提に様々な議論がされていたが、意外な展開である。
市民団体が移転反対運動を進めていたが、その成果ではないらしい。単に移転先の千葉市花見川区の運動場を農場に変更する際に、土壌改良などで、多額のコストと時間がかかるという経済的な理由らしい。今更そのようなことが判明したのかという感じもするが、移転中止により、しばらくは広大な緑地は残りそうである。
次に議論になるのは、東大農場を横断する計画道路をどうするかに移るのだろうか?

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2007年7月 1日 (日曜日)

ヨドバシカメラ 吉祥寺店オープン

直接西東京市の話題ではないが、6月29日、ヨドバシカメラ吉祥寺店がオープンした。西東京市ではないとはいえ、報道によれば、ヨドバシカメラ吉祥寺店の商圏はJR中央線/京王井の頭線沿線と、吉祥寺駅から路線バスが通る西東京市や練馬区などのエリアとのこと。これまで西東京市周辺には大型電気店がなかっただけに嬉しいニュースだ。

ということで、早速行ってみた。場所は旧近鉄百貨店が入っていたビル。近鉄があったのは大分前なので、三越/大塚家具と言ったほうがわかりやすいかもしれない。ビルには駐車場もあるが、すぐ近くの吉祥寺パーキングプラザ(LAOXが入っているビル)も特約駐車場になっていた。店は広く、ヨドバシカメラ新宿本店よりも買い物はしやすい気がする。田無からは西武新宿線で新宿へ出るのもよいが、バスや自転車、あるいは自家用車で気軽に行ける吉祥寺店は利用価値があると思う。

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2007年6月26日 (火曜日)

道路標識における西東京市は定着したか

田無は青梅街道、新青梅街道、所沢街道などが走り、いわば交通の要所である、そのため、何年か前までは車を走らせていると田無という表記をよく見かけた。しかしもう大分前から道路表記における田無という名称は西東京に変更されている。変更当初、新青梅街道を瑞穂方面から田無に帰る際、道路標識の表記が田無から西東京に変更されていることに気づいたときは違和感を覚えたが、私の中ではいつしか西東京が定着してしまった。私は西東京市民なので西東京という名称には馴染みがあるが、他のドライバーはどうだろうか?もう表記が変更になり大分時間が経ったので、そろそろ西東京が定着してきた頃だろうか?

ところで、田無といった場合には大体どの場所か見当がつくが、西東京というと、もう少し範囲が広いので、ややイメージがつかみにくい気もする。とはいえ、この道路表記は、決してメジャーではない、西東京市を少しでもメジャーにするPR効果があるのではないかと思っている。

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