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2008年9月20日 (土曜日)

「西東京市菅平少年自然の家」を知っているか ~結構満足、でも存続の危機?!~

~結構満足、でも存続の危機?!~

「さて、質問!菅平少年自然の家を知っている人?」(手がパラパラっと挙がる。)
「では、実際に泊まったことがある人?」(シーン・・・。)
アンケートを取ったわけではないが、感覚的にはそんなものでは?

菅平少年自然の家は小中学生が移動教室で利用する教育施設。一般市民向けにも保養所として利用されている。それで先ほどの質問だが、家庭に小中学生がいれば移動教室で利用するので多分知っているだろうが、それ以外はどうだろう。市報で時々PRしているので意外と知っている?想像するに、利用したことがある人はほとんどないのでは?実際の数字では、平成18年度の利用者数は5,537人。このうち3,582人が移動教室利用だから一般利用は1,955人となる。平成18年度西東京市人口19万2千人の約1% は利用したことになる。

さて、その菅平少年の家を先日利用してみた。当初は期待していなかったが結果は大満足。大人一人3,600円2食付は素晴らしい。食事は配給のようなものを想像してはいけない。質、量とも、価格以上である。建物は老朽化しているが、清潔に保たれており、なによりも、職員の方々がとてもフレンドリーであった。それから他の宿泊客も市内の方なので、超ローカルな会話を楽しむことが出来る。菅平に限って言えば大して観光するところもないが、長野観光の拠点として安く利用するにはとてもよい。この価格でこのサービスは他にはない。それもそのはず、平成18年度の歳出総額を歳入総額の差より利用者一人あたりの市の負担を算出すると9,777円、つまり一人14,000円くらいのサービスを3,600円で受けていることになる。私には大満足な施設であるが、一般財源からの補填額は5千万円を超える赤字施設、存亡が危ぶまれている。研修室や体育室もあり、団体利用もよさそうである。せっかくの施設、今のうちに利用してみては。

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コメント

泊まったことがあります。食事もけっこう頑張っているように思えました。施設は古くて部屋も畳が痛んでいる感じで、オシャレ感では武蔵野市立自然の村に負けますが周辺を散歩したり車で菅平観光するのには適していて、家族ずれにはおすすめだと思いました。満室でなかったのがもったいないと思いました。

投稿: 松本敏治 | 2008年9月25日 (木曜日) 00時32分

松本敏治 さん、コメントありがとうございます。
確かに施設は古く、今後続けていくには改修が必要な機がしましたが、スタッフの対応と清掃はよかったですね。武蔵野市の施設は泊まったことがないのですが、オシャレであれば、一度泊まってみたいと思います。

投稿: tanashi | 2008年9月29日 (月曜日) 15時09分

姉の住む中央区の伊豆高原施設を何度か使わせてもらいました。公共の宿のサービスと割り切れば
食事も部屋も温泉もかなり満足度が高かったです。個人での別荘の維持は相当割高になるようです。こういう施設を充実させることは西東京市の魅力の一つになるのではないでしょうか。
また維持費が問題であるのならば姉妹都市間での施設の共同利用のような方法を模索すべきではないかしら。

投稿: ヒロ | 2008年11月24日 (月曜日) 20時44分

ヒロさん、こんばんは。
利用に関しては、既に周辺の市や友好都市などとの連携はあるようですが、多摩六都科学館のような形態をご提案でしょうか?
運用形態はいろいろと工夫をするとして、まだまだアピールが足りないように思います。

投稿: tanashi | 2008年11月24日 (月曜日) 20時59分

ええ、多摩六都科学館のように一市で難しいなら、複数の市で費用分担し、利用するという形を検討すべきでしょう。PRしなければ そうやっても難しいでしょう。

投稿: ヒロ | 2009年1月22日 (木曜日) 00時07分

ヒロさん、こんばんは。
今でも武蔵野市、三鷹市、小金井市とは施設を相互に利用できるようになっているのですが、費用負担はどうでしょう。
単純に市を合併しなくても、必要なところを効率よく共同で運営していくといろいろと便利に使えるかもしれませんね。

投稿: tanashi | 2009年1月22日 (木曜日) 21時41分

菅平少年自然の家は、今年度中(2月末受け入れまで)で閉鎖だそうです。
団体利用としても、個人利用としても重宝していた施設ですので、残念です。特に冬場は近くのゲレンデまで至近の距離なので何度か行きました。西東京市(元の田無市)出身で小学校に通ったことのある人ならほぼ誰でも一度は訪れたことのある施設なので、結構共通の話題になったりします。その小学校の移動教室も菅平のほかの民間施設やほかの地域に移るなど、先生方にも立案の負担にならないか、また、小学生を持つ親には移動教室の負担が増える可能性がありますので出来る限り存続してもらいたかったです。
 残念ながら、耐震性の問題やアスベスト、老朽化で閉鎖になってしまいます。
 青少年育成のための施設は廃止しても文句を言う人はあまりいません。そのためほかの市や県の施設にしても、無駄を省くという事でどんどん廃止になっています。本来なら未来の成人を育成するための「投資」として必要な予算なのに、赤字ということでなくなってしまうのは悲しいことです。

投稿: | 2011年5月 8日 (日曜日) 01時51分

閉鎖は大分前から聞いていました。
残念ですが、廃止前にもう一回ぐらい行ってみたいと思います。

投稿: tanashi | 2011年5月21日 (土曜日) 19時01分

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