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2008年6月 8日 (日曜日)

こんな風になっていたかも西東京市 ― 西東京市に関連する計画・構想 ―

本文は「熱血!田無新聞第5号」に掲載予定です。

自分の住む街が将来どうなっているのだろうと考えるのは楽しい。ここでは、西東京市に関連する計画・構想のいくつかを取り上げてみた。

Plan_4
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まずは、実際にあった計画から。西武新宿線に地下急行線の計画があったことをご存知だろうか。計画通り進めば平成9年には完成し、上石神井から西武新宿線に地下急行線を通し、複々線化を図って輸送力を増強しようというものだった。この計画では、鷺ノ宮は通過することになっていたので、都心へのアクセスはより便利になり、また踏切渋滞の緩和も期待されたが、建設費が当初計画の1600億円から2900億円に膨らみ、採算が合わなくなったことから中止されてしまった。

それから西武新宿線については東京メトロ東西線との相互乗り入れの構想が2005年7月20日の交通新聞に報道された。東西線との相互乗り入れについては、西武鉄道沿線の自治体などの要望もあるようだが、その後の動きはないように見える。実現すれば、大手町まで乗り換えなしで行けるので、中央線沿線との競争力も少しは保てると思うが今後に期待したい。

道路に関していえば、東京都の資料に多摩新宿線などというのが記載されている。新宿から箱根ヶ崎方面への地域高規格道路構想だが、ルートとすると青梅街道や五日市街道ルートが想定されるだろう。もし実現すれば、都心や郊外へのアクセスが向上するだろう。

南北交通としては、現在調布保谷線の工事が進められているが、LRTを通すという構想も検討されている。今のところ採算面で実現性は低いが、市内の南北の移動は楽になるだろう。

最後に、新しい駅の構想だが、これは旧田無市が作成したマスタープランに記載されていたものである。構想では、西東京市西部を南北に走る都市計画道路「田3.4.15線」と西武新宿線が交わるあたりに新しい駅を設置する構想であるが、西東京市のマスタープランには一切記載がないので、おそらく実現性は限りなく低いだろう。

その他、噂レベルでは、京王井の頭線の田無までの延伸や東京メトロ丸の内線の青梅街道延伸などというのも聞いたことはあるが、具体的な動きの見えるものは何もない。

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コメント

Tanashiさんこんばんは。
久しぶりの投稿ですね。

自分や家族が住む街がさらに住みやすくなるのを想像するのはたしかに楽しいですね。
一方で、市や西武鉄道の財務状況を見ますと、なかなか実現は難しそうですね。
ただ、変化する人や街に合わせて行政がグランドデザインを見直し、また、市民も自らの街の将来を考えることは非常に重要だと思っています。

今回、ご紹介いただいた5つの計画・構想はどれも実現が難しそうだということでしたが、その中でも実現しそうなものはありますか?
私は、西武新宿線が東西線ではなく、副都心線に乗り入れしてくれるといいなぁと思っています。

投稿: わんばんこ | 2008年6月14日 (土曜日) 21時54分

わんばんこさん、こんにちは。
具体的な計画は何一つないので、どれも実現しなさそうです。採算が怪しいものに対する税金の投入がだいぶ厳しくなってきているように見えます。
踏切対策は、もしかしたら、歩道拡幅や立体交差など、一部実施されるかもしれないと思っています。

投稿: tanashi | 2008年6月15日 (日曜日) 16時27分

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