西東京市のコンビニ密度
以前コンビニエンスストアーが多い街について記事を書いたが、週刊ダイヤモンド(2007年8月11日・18日合併号)にコンビニ密度の調査結果が出ていたので、こちらを紹介したい。
2006年6月に私が調査した際のコンビニ密度は1k㎡あたり西東京市3.2店、三鷹市3.3店、武蔵野市5.7店であったが、今回の週刊ダイヤモンドの調査結果もそれ程大差はなく、西東京市3.8店、三鷹市3.3店、武蔵野市5.9店である。前回の私の調査は上位10チェーンのみを対象とし、11位以下は無視したので、週刊ダイヤモンドの調査より精度はやや低いかもしれないが、西東京市と三鷹市はほぼ同じ密度、武蔵野市はちょっと密度が高いといっても過言ではないだろう。
ちなみに全国805都市のランキングでみると、ベスト3は中央区(18.1店)、千代田区(16.3店)、港区(14.7店)で
武蔵野市は15位、西東京市は33位、三鷹市は37位である。
24時間開いていて、ちょっとした買い物ができるコンビニエンスストアーは大変便利な存在であるが、コンビニ密度の高さは、街の便利さの一指標であるといえよう。
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コメント
Tanashiさん 残暑お見舞い申し上げます。連日暑いですね。
さて、私も週刊ダイヤモンドの「安心して住める街」という
特集を読みました。セキュリティ面だけではなく、自治体の
財政など、広い意味で「安心」を捕らえている記事でしたね。
私は法人住民税について注目しました。武蔵野市とはかなり
違うだろうなと思っておりましたが、こんなにも違うものか
という程、武蔵野市は突出しておりました。西東京市は、
「それなり」という感想ですが、もともと大きな商業エリア
がない上に工場がどんどん移転している経年変化はどうなって
いるか知りたくなりました。
借金というしくみと、地方交付税交付金というしくみで
行政の財政格差を補正してきたように思いますが、夕張市
破綻以来、前者は厳しく監視される時代となりました。
また、後者も所得税と住民税の比率見直しなど、いよいよ
住む街についても「自己責任」の時代になりつつあるよう
に思います。西東京市という「地方行政サービス商品」を
長期にわたって「自動更新契約」する消費者にとっては、
これまで以上に商品についての無駄がないかチェックして
いく必要がありそうです。
投稿: わんばんこ | 2007年8月15日 (水曜日) 08時45分
わんばんこさん、こんばんは。
いろいろな側面から都市を評価していくことは大変興味深いと思います。そういう意味では今回の週刊ダイヤモンドの特集「全戸工805年ランキング 安心して住める街」も参考になりました。が、指標の取り方に疑問がないわけでもありません。たとえば今回「生命・財産」の安全度では西東京市は全国13位でした。算出する指標のひとつに警察署・駐在所・交番数が入っていますが、これが安全度にどのように寄与するのかイマイチわかりません。交番が多ければ安全なのかというと、そうもいえないでしょう。特集でも指摘しているように、交番が多いということは潜在的な犯罪の多さの裏返しでもあります。それに感覚ではありますが、西東京市は巡回している警官の数が少ないように思います。それにもかかわらず、交番の多さで偏差値66.7を算出し、犯罪発生率が偏差値48.2であるのに、全体の順位を13位に押し上げているのです。交番がきちんと機能していれば、犯罪発生率で48.2という数字はありえないのではないでしょうか?
投稿: tanashi | 2007年8月18日 (土曜日) 17時13分