市議会議員勢力に見る 旧田無VS旧保谷
西東京市が誕生して6年になるが、未だに旧田無と旧保谷の融合ができていないと言われている。新聞記事等によれば、先の市議会選の際にも、旧田無を地盤とする議員候補と旧保谷を地盤とする議員候補との間で対立があったそうだ。自民党などと一本化できていないという。
そこで、今回、旧田無と旧保谷出身の市議会議員について、考察してみる。
現在西東京市の市議会議員数は30人である。旧田無エリア選出議員は13名に対し、旧保谷エリア選出議員は17名である。この数字を見ると若干旧保谷出身の議員の方が優勢に見える。
次に、議員の出身に偏りがないかどうかを検証するため、旧田無エリアと旧保谷エリアの人口比を調べてみた。調査には平成17年1月1日のデータを用いた。これによると旧田無エリアと旧保谷エリアの人口比は1:1.24である。(余談であるが、面積比は1:1.33であるので、旧田無の方が若干人口密度が高い。)
さて、上記人口比より、旧保谷エリアが旧田無エリアとほぼ同じ人口規模だった場合に選出議員数を換算すると13.7人となる。こうしてみると旧田無の13人に対して、旧保谷は13.7人なので、有権者1人あたりの議員数、あるいは市議会議員一人あたりの有権者数はほぼ同等となり、人口数の比率がそのまま議員数の比率となっている。
旧エリア出身の市議会議員が、それぞれのエリアの意見(利益)を代表すると仮定すると、結構平等に市政に反映されるのではないだろうか?特に旧田無が有利とか不利とかいうことはないように見える。
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