街の魅力度と公示価格
3月23日、公示価格が発表され、大都市圏では15年ぶりに上昇に転じたらしい。多摩地区については全体では下落しているものの、武蔵野市、三鷹市等が上昇し、府中市などで横ばいとのこと。私たちの西東京市も大体横ばいといってよいのではないか?
さて、この公示価格であるが、街の魅力度の指標として考えると、港区を筆頭に、今回公示価格が大幅に上昇した地域は、魅力度が益々増加し、下落していることころは、魅力度が減少していると捉えることができる。
一部で地価の上昇が見られるものの、バブル時代のように、どこでもが上がっていくことはなく、今後はより選別されていくだろうというのが、ニュース等で見る専門家の意見である。つまり、最近あらゆる分野で格差社会が叫ばれているが、ここでも格差が拡大しているのである。
地価がどんどん上がることが、決して好ましいこととは思わないが、すぐ近くの武蔵野市や三鷹市等との格差が拡がってきていることが、公示価格という指標で見て取れる。それであれば、この公示価格という、いわば街の魅力度の成績表を使って、西東京市、西武鉄道、地元企業や住民が、街の魅力度を上げる努力をし、毎年その成果を検証していってはどうだろうか?土地転がしによる地上げでなく、実需として、皆が住みたいと思う街を作り、結果として地価が上がるのであれば、これは健全な成長だと思う。誤解のないようにお願いしたいが、地価を闇雲に上げたいといっているわけではない。成果を上げるには、数値目標が必要で、またその成果を客観的に評価する指標として、ひとつの選択肢になるのではないかと考えているだけである。
なお、地価については、以前にも地価動向と西東京市で書いたので、そちらも参考にして欲しい。
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