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2005年6月18日 (土曜日)

西東京市のIT化は進んでいるか?

三鷹市が、インテリジェント・コミュニティ世界一に選ばれた。世界一とは快挙だろう。三鷹では行政だけでなく、企業や市民も活発にIT化の取り組みをしていて、その成果が今回の評価につながったらしい。
私もかつては三鷹市民だったので、その取り組みは馴染みがあるが決して平坦な道ではなかったように思う。そしてIT化への長くて地道な取り組みが実を結んだのだろう。

日本電信電話公社がINSの実験に選んだ地が武蔵野三鷹地区であり、日本電信電話公社のINSは失敗との評価がある中、三鷹市は独自に実験を続けていた。他市に先駆けてISDNが整備され、市の設備や家庭にキャプテンシステムが装備された。その後も通産省が進める電子商取引実験プロジェクトを進め、私自身もモニターに参加していた記憶がある。インターネットが普及する前からのこうした取り組みは先進的だ。そして今はネットワークを使った様々な取り組み市民や企業を巻き込んでしているそうだ。

西東京市はどうだろうか。図書館がネットワーク化された点は評価するが、まだまだIT化が進んでいるとは実感できない。住民基本台帳カードに用いられているICカードは様々な機能を持たせることが現状その機能を活かせていない。住民票は以前からカードで交付できるようになっていたが、住基カードでは住民票等自動交付機さえ使えないのである。図書館のカードと統合する、市内の商店街で買い物する、医療機関と連携するなどいろいろと活用方法はあるはずだが、具体的なプランは聞こえてこない。

市民が利用するインフラは整備されている。市内ではJCOMがCATVインターネットを整備し、NTT東日本などのADSLや光ファイバー接続も可能となっている。最近のマンションは大抵ブロードバンド対応で、誰もが手軽にインターネットを利用できる。こうしたネットワークインフラを使えば、様々な行政サービス、遠隔医療や教育、情報の提供、あるいは様々なコミュニティの創出等が可能だろう。はなバスのバスロケーションシステム対応も期待したい。(ここでは費用のことは議論していないので、現実的かどうかはわからない。)

あとは行政が市民や地元企業、商店街等とどう連携するかだ。いつかは世界の西東京市になれるだろうか。


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