西東京市内最大の雇用主は?
最近の再開発(マックスバリュやマンション建設)から、そもそも西東京にはどんな企業があるのかなどと調べてみて、また最近のニュース(国際競争力ランキング)から、企業にとって魅力的であれば、企業や人が集まり街が発展するなどと連想を続けてきたら、西東京市には一体どんな雇用の機会があるのだろうかというところに興味が出てきたので、ここでは雇用について、ちょっとだけ考えてみよう。
西東京市に本社を置く企業で調べた5社について、従業員数を調べてみる。
シチズン時計
連18,577名 単1、403名
東栄住宅
連558名 単520名
アーネストワン
213名
タクトホーム
172名
インテージ
連1,427名 単851名
シチズン時計が圧倒的に大きく、次にインテージが続いている。派遣社員やアルバイトはこの数字には含まれないからもっと多くの人が雇用という観点からこれらの企業の恩恵を受けている。これらの企業は本社は西東京市に置いているものの、事業所全てが西東京市にあるというわけではないことに注意。
次に平成13年事業所・企業統計調査報告から西東京市内のデータを拾ってみることにする。
それによると市内の事業所数は6,090箇所あるが、いわゆる規模の大きな事業所(従業員500人以上)は5箇所でトータルの従業員数は5,747人ある。内訳は製造業が3箇所、サービス業が2箇所だが、平成13年のデータなので、既に撤退してしまったところが、この数字に含まれているかどうかはわからない。
西東京市だけ見ていても、大きな事業所が多いのか少ないのか判断できないので、周辺市を拾ってみると以下の通りとなる。(全て平成13年のデータ)
市 事業者数 従業者数
---------------------------------------------
武蔵野市 9 10,417
三鷹市 7 8,188
西東京市 5 5,757
こうしてみると、武蔵野市、三鷹市の方が事業者数が多く、従業者数も多いようだ。
で、この数字を見て思ったのだが、もしかしたら、いちばん雇用を創出しているのは、西東京市役所ではなかろうか?
というわけで、次に西東京市の職員数を拾ってみた。(前にも書いたが)
比較のため、平成13年のデータでみると1,355人で、シチズン時計本体の従業員数と同等、各事業所別の従業員数はわからないが、おそらく西東京市でもっとも雇用を創出しているのは、西東京市役所だろうというのがここでの結論である。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
西東京市役所のサイトで公開されている統計書によると、12.10. 1の国勢調査の「(11)産業(大分類)別、常住地・従業地別15歳以上就業者数」には、
産業大分類別 公務
総数 2,733
市内で従業 823
と書かれているので、この823人のほとんどは市職員ではないでしょうか。
次に多いのが、意外と市内在住在勤の教員(東京都教員)かもしれません。
投稿: ping | 2005年5月21日 (土曜日) 17時52分
pingさん、こんばんは。
私も多分そんなところだろうと思っています。ただ、公務に何が入るのかよくわからないことと、市職員はもっと多いはずですが、この差分はどうなっているのかが疑問ですね。
しかしながら、結論は変わりません。それから、ここで市職員の数を取り上げたのは、削減すべきといっているのではなく、他の産業と比較した場合の規模感を示してみたかったということをこの場を借りて補足しておきます。
投稿: tanashi | 2005年5月21日 (土曜日) 21時09分
こんにちは。
googleで「国勢調査 中分類」などと検索してみて各自治体の文書などを見ると、国家公務員、地方公務員などの分類が見られました。警察・消防なども多いのではないでしょうか。近所の交番にも自転車で集団通勤している風景を見かけます。
本当は総務省(ですかね?)の国政調査項目を見るのが正しいのでしょうけど…ちょっと適当な調べ方です。
投稿: ping | 2005年5月22日 (日曜日) 10時25分