宿場町の面影 田無町1丁目~橋場
かつて田無が宿場町として栄えた頃、青梅街道はたいそうな賑わいだったそうだ。ということは、いろいろな書物に書いてあるが、先日たまたま田無の古い地図を目にする機会があり、田無が賑わいのある宿場町であったことを追認した。
青梅街道のちょうど田無1丁目~橋場あたりまで、びっしりと商店が並んでいる。今でも青梅街道沿いは商店街となっているが、地図を見る限りは現在よりも商店数が多く、賑わっていたように見える。こうした目つきで現在の町並みを眺めると、かつての宿場町の面影を感じないでもない。
話は変わるが、梅70青梅車庫行きの都バスに乗って青梅へ行ってみると面白い。このバスは西武柳沢駅前から青梅街道をひた走るバスだが、青梅の商店街は昭和のレトロな町並みを保存(再現)し、街の活性化(観光)に取り組んでいる。ゴールデンウィーク中に住吉神社青梅大祭に行ってきたが、とても情緒があり、街全体が独特な雰囲気を醸し出している。
小江戸川越の町並みもユニークであるが、こうしたユニークな町並みが身近にあると楽しいだろう。
そういえば、過去に市議会議事録を見ていたら、ある市議会議員が、昔ながらの町並みを活かした商店街の活性化を出来ないかという質問をしていたような気がするが、田無の商店街などはまさにその対象にふさわしいのではないだろうか。
もっとも、こうした取り組みは、お金がかかるはずなので、商店街が取り組んで、それに見合う売上が期待できるかどうかはわからないし、町並みを保存するということは、皆が足並みを揃えなくてはならないし、なかなか大変なことだろう。青梅街道沿いの商店街が活性化したら、人通りが増えるので、歩車道の整備などインフラ環境も改善しなくてはなるまい。
とはいえ、西東京市はマニフェストで西東京ブランドづくりの支援も掲げているのだから、こうしたユニークな注目を浴びるような取り組みをしていったらよいと思う。
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