踏切横断の安全確保
西東京市内には数多くの踏切があり、その横断時の安全確保と踏切待ちによる混雑の解消が望まれる。東京都は平成16年6月に「踏切対策基本方針」をまとめ、踏切対策に取り組んでおり、市内のいくつもの踏切が重点踏切として位置づけられているが、今のところ目に見える進捗はない。
こうした中、東京都は平成17年4月22日、東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近における緊急踏切対策を発表した。これは3月に発生した事故を受けてのことだが、わずか1ヶ月と、とても早い対応である。対策は踏切の拡幅や歩道橋の設置、竹ノ塚駅自由通路のバリアフリー化など4つからなり、費用は5億円程度である。
田無周辺でいえば花小金井駅西側小金井街道と交差する踏切が昨年拡幅し、とても安心して歩けるようになった。ちなみに費用は1億7千万円かかっている。
さて、市内に目を向ければ、多くの踏切は、歩道部分が確保されていない。道路は一応歩道や路肩がある場合でも、どういうわけか線路との交差部分(つまり踏切)になると歩道がない、あるいは狭くなってしまい、人や自転車の通行だけでなく、車のすれ違いについても極めて危険である。踏切対策の理想は立体交差による踏切解消であるが、これには莫大な費用と時間を要するので、そこまでは望まないが、踏切の拡幅は優先的に進めてもらいたい。対策はいつ頃実施されるのだろうか。それにしても結構費用がかかるものである。
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