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2005年4月 4日 (月曜日)

元田無市長の著書「分権時代の街づくり」

元田無市長であり、田無駅北口再開発の推進と旧田無市と旧保谷市の対等合併を実現した末木氏の著書「分権時代の街づくり」は大変興味深い。この本を手にしてみて、街づくりというものは、様々な人々の思惑が交錯し、非常に困難であり、また時間を要するものだということを再認識させられた。末木氏は長期的なスパンで街づくりを考え、次々と立ちはだかる困難を粘り強く克服し、着実と街づくりを進めてきたリーダーであることがこの著書から読み取れる。この著書には田無と保谷の合併にまつわる百年以上にわたるしがらみや、21世紀最初であり、全国でも類を見ない都市型対等合併がいかに挑戦的な取り組みであったか、私のような新参者にもわかりやすく記述されている。
またアスタという名称の由来(これは知っていた)や、なぜLIVINの6階に「エクセル田無」という会員制馬券売り場が存在するのか等、読んでいてワクワクするエピソードが盛り込まれている。

「分権時代の街づくり」というカタイタイトルの割には面白く気楽に読める著書であるので、一度手に取ってみてはいかがだろうか?

「分権時代の街づくり」
末木達男(元田無市長)
文芸社
1,300円

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