合併してよかったか?
今朝の日本経済新聞に4年前に合併して誕生した西東京市の4年間の評価について掲載されていた。
田無市と保谷市が合併して西東京市が誕生したとき、私は三鷹市に在住していたため、当時のことは何も知らないが、新聞記事によれば、行政運営の効率化や街づくりへの市民の期待が大きかったようだ。
この4年間、合併特例債を活用した街づくりは進み、いくつかの事業や行財政改革等、ある程度の評価はされるものの、旧保谷市長であり、初代西東京市長である保谷こうはん氏は二期目の選挙で大敗し、市民の十分な期待に応えられなかったことがうかがえる。
西東京青年会議所理事長の談が掲載されているが、「西東京市がどんなまちか、4年経っても見えてこない」という。
私自身も、西東京市がどんな街になるのかは、正直見えていないが、現時点では以下のようにとらえている。
古くから住まれている方には失礼な表現があるかもしれないが、了承願いたい。
-西東京市は比較的都心部へのアクセスはよいが、これといった産業も特徴もなく、無秩序な街。
-歴史ある田無や保谷という市名を捨てて西東京市としたが、洗練さも先進性も感じない。(いつも先進的な取り組みをしている武蔵野三鷹に比べてだが・・・。)
-住民の地域への愛着は三鷹や武蔵野ほど高くない。(誤解のないように言っておくが、それぞれの市が募集する街づくりに関する住民参加の数で、西東京はその数が少なく、これについて、地域への住民の愛着が低いという評価を見てのコメントである。)
私は西東京が決して自慢できるすばらしい街とは思っていないが、2年余り住んでみて、愛着を持つようになった。
田無で生活し、行きつけの店や、お気に入りの散歩道も出来た。だから私はこの街がより良い街になることを期待したい。
現市長の坂口こうじ氏は、「合併してよかったといえる」西東京市を目指し、近隣の三鷹市や武蔵野市に劣らない街づくりを進めていくとのこと。まだ就任して間もないので、私たちには目に見える変化は見られないが、変化が表れることを楽しみに市政を見守っていこう。
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