はなバス利用者200万人達成という数字
市報によれば、平成16年5月21日はなバス利用者が200万人を達成したそうだ。
平成14年3月末からの2年2ヶ月での実績とのこと。
この数字が多いのか少ないのか判断がつかないが、とりあえず手近なデータと比較してみた。
まずはなバス利用者が50万人を達成したのが、運行開始から8ヶ月後の平成14年12月。
1日あたり2000人強の利用者数である。
はなバスは4路線あるので、単純に計算すると1路線あたり500人強となる。
200万人達成するまでに2年2ヶ月かかっているので、同様な計算をすると、1日あたり、2500人程度。
1路線に換算すると630人程度となる。
この数字を見る限りは利用率が上がっている。
ところで、コミュニティーバスの代表格である武蔵野市のムーバスはどうかというと、平成7年11月末に第1号路線を運行開始し、平成13年11月に500万人を達成し、今年は1000万人に達するそうだ。
ムーバスの場合、途中で路線が増えているので、単純な計算は難しいが、強引にはなバスと比較すれば、総数としてのはなバス利用数は結構健闘していると言えるかもしれない。
しかしながら、ムーバスは既に黒字化しているのに比べ、はなバスは赤字である。今年夏以降、高齢者等の無料乗車制度をやめるとのことだが、はなバス事業の収支は改善されるのだろうか?
さて、もう少し別の数字と比較すると、路線バスの1日あたりの平均利用数(平成13年)は以下のとおりである。
ひばりヶ丘~武蔵境(谷戸経由) 9000人
ひばりヶ丘~武蔵境(団地経由) 5800人
※URLは2行に折り返しているので注意されたい。
こうしてみると、4路線併せてではあるが、はなバスの小さな車体と運行スケジュールの割には、利用者が多いように感じられる。ただし、利用は高齢者が多く、運賃100円を支払って乗車している人は少ない印象を受ける。
また、西武新宿線各駅の平均乗降者数(平成14年)は以下のとおりである。
田無駅 70000人
西武柳沢駅 18000人
東伏見駅 22000人
http://www.seibu-group.co.jp/railways/kouhou/youran/2003PDF/2003_13.pdf
なお、9月からはひばりヶ丘~保谷庁舎方面の第5ルートが運行開始し、ますます利用者は増えることだろう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント